髄膜腫の治療

手術

髄膜腫の症状としては部位によって異なるのですが、頭痛・嘔吐・意識障害などの頭蓋内圧亢進症状や脳神経麻痺、痙攣、運動麻痺などの症状が現れます。無症状の場合様子観察をすることが多いのですが、悪性の場合や症状が著明に現れている場合は手術が必要になります。昔はCTやMRIなどの画像診断ができなかった為、手術の際に他の組織を傷つけたり手術自体が大掛かりなものとなっていましたが、現在は画像診断の進歩により腫瘍のある位置や大きさなどが詳細にわかるようになり、侵襲部位も少なく手術の成功率も飛躍的に向上しました。

髄膜腫の治療には放射線療法があります。これはガンマナイフという特殊な放射線を腫瘍に浴びせることによって腫瘍の細胞を破壊するといったものです。腫瘍の大きさが3cm以下のものが適応となりますが、手術を必要としない治療法の為、患者の負担は比較的少なく済みます。しかし、大きな腫瘍の場合はやはり手術が必要となります。近年IPS細胞の発見ににより近年再生医療が着目されています。その中で脳の細胞を再生することのできる時代がいつか来ると予測されます。現在は、腫瘍の圧迫や手術によって傷つけられた脳の機能を元に戻すということは難しいとされています。このような技術が進歩することで髄膜腫が完治する可能性は高まっていくのではないでしょうか。